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正直、どうして漫画にするほど音楽が好きなのか、自分でもはっきりしたきっかけはつかめてません。
けれど…子供の頃のあるときから、「言葉には、力がある」なんてことをぼんやりと悟ってました。
スピリチュアルな話を信じられない人からは到底理解できないことでしょう。
しかし、実際そうだと思うんですよね。
私みたいに単純で感受性が強すぎるような人間は特にそうだと思います…いや、私だけかもしれませんが笑


成功するかどうか自信のないことで迷っているときに、
「大丈夫、出来るよ」
といわれれば、なんとなくでも「やってみよう」って思えてくるし、逆に
「やめなよ。荷が重いよ」
と言われると、そんな気がしてくる…。
それは第三者の目線が冷静に見た判断――という効果を乗せた言葉の力です。
だって、判断されても、言葉を使わないと伝わらないですもの。

特に、子供ですね。
「お前は何も一人で出来ないんだから、頼りなさい」
といわれ続けた子供はどうなるでしょうか？
「何も出来ないんだよ」
「そうか『僕』という人間は、『自分だけでは何も出来ない』固体である」
なんて、刷り込まれてしまいますよね。

色々な組み合わせで「言葉」はただの「言葉」じゃなくなります。
声色・トーン・ニュアンス…同じ「おはよう」という言葉でもこれらの組み合わせで変わります。
トーンが低ければ、未だ眠いんだな…と思うし、高ければ「何か今日は楽しみにしてた日？」という印象を受信しますよね。
それって、なんだか音楽みたいじゃないですか？
会話って、それだけで音楽みたいですね。
言葉っていう詞を感情という旋律に乗せて届けてるんです。
…ということは、感情を伝えるためには、「言葉」に乗せる必要がある…って事ですね！
では、感情だけで伝えられるとしたら、そこに言葉は必要なくなることも有り得るのでは…？
それが、音楽かと思います。


ようやく音楽の話になった笑

音楽を聴いて、安らいだことや緊張したこと…とにかく感情を動かされることありますよねｗ
それが私の描きたい音楽です。
漫画なので音はもちろんでないし、かなり難しくて無謀なのも解りきっていますが…＾＾；

逆に、音のない世界で音楽を何処まで表現できるか…素人の癖に、そんな高尚なこともたまに考えますね。
ドラマにはシーンに合ったBGMがありますし、レストランにも雰囲気を盛り上げるBGMは欠かせません。
バーにはジャズ、ショップにはよく流行の音楽なんか流されてます。
そこにあった雰囲気を、無意識に選んでるんですよね。

ハーメルンの力だったり、明樹の能力（…という程のモノでもないですが）だったり…私のファンタジーは『音楽は心を動かす』という理論で動いてます。
…理論ってほど理屈は揃ってないですが；；；
そして、心が動けば、体も動きます。
病は気から…なんて言葉もあるくらいですし、「体調悪いな…」って思えば悪く感じるけど「気のせいでしょ」って思えば元気になることもあると思うんですよね。
そこに音楽を投入してみます。
体調の悪い人に、明るい音楽を聞かせてみた→なんだか心がうきうきしてきた→なんだか、体が動かせる気がした→実際に動かせた！
骨折とかの極端例じゃない限りありそうに思います笑

明樹が目指すのは、ソレくらい心を動かせる音楽を演奏できるようになること。
そしてその最高峰こそハーメルンです。
彼は笛の音で国内紛争を止めるほど、誰の心にも深く訴えられる旋律を奏でられる実力者ということ…って本編で晒せ…！と！！（殴）

クラシックなんかを聞いてるときも、作曲家の心情を知りたくなります。
きっかけはNHKで放送してた、「クラシック探偵」。ドラマなんですが…。
その番組では、作曲家の曲へ込めた本当の意味や気持ち。そこから見えてくる社会情勢なんかを掘り下げてて、とても面白かったんですよね。放送時間的にあまり見れてなかったのが残念すぎる。
それからというもの、クラシックを聞いてるときも「この人はどうしてこの音を生み出すに至ったんだろう――」と
考えます。考えてるだけです。本当に気になったら調べますよ、そりゃ（言い訳

だから、「心のこもらない音楽なんて一つもない」って、思うんです。
現代はわかりやすいラブソングだとかが主流ですよね？
片思いとか、失恋とかは、確かに心を揺さぶられます。けど、共感しやすいものに頼ってないだろうか…と首をかしげることもあります。
逆にそういう現代のカッコイイ・可愛らしい音楽を愛する人は、昔からのクラシック音楽だとか伝統的民族音楽はあまり興味ないジャンルになるかもしれません。

確かに歌詞のある音楽に比べて、頑張らないと見えない部分も多いと思いますが…。
「歌詞のない音楽＝ただのメロディ」というのは大きな誤解です。
すみません、断言します。持論ですが＾＾；
歴史長い音楽の中には、作り手の思想だとか癖、其の時代の背景などが沢山詰まってるんです。
私は逆に、詩という言葉をつけずに此処まで伝え続けたそんな音楽たちが愛しいですよっ！！
じゃあもっと勉強しろよ！！…て言われると耳が痛いですけど（泣


…どんだけ語ってんだろう。
大して詳しくもない音楽に対して、自分、こんなに思うことがあったのか…と。
自分で驚いてます笑
そして、コレだけの気持ちがあるなら、しっかりと描いて伝えて行きたい…と改めて自覚しました。
紙の中で音楽の表現は相変わらず難しいことですが…っ！！
逃げずに頑張っていこうと思いますｗ
此処までご覧くださった方、有難うございました＾＾ｗ

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