2015/05/15 16:23:09
Guten Tag !!
先日ちょっとお話したSound Horizonアルバムの好きな曲についてどんどん喋りたい衝動が…!!
って事で、今回は二曲目から行きます。
先日ちょっとお話したSound Horizonアルバムの好きな曲についてどんどん喋りたい衝動が…!!
って事で、今回は二曲目から行きます。
【名もなき女の詩】
1st Story CD Chronicle(Chronicle 2nd)
に出て来た『盲目の詩人ルーナ・バラッド』ですね。
彼女は本来、恋人を探して旅を続けその過酷な旅が原因で失明してしまうわけですが…。
ここではそれが『否定』されています。
本来、
詩人・バラッドという男性が薔薇の女王へ贈った詩がその逆鱗に触れてしまい処刑されてしまう
→投獄されたときに彼が口ずさんだ詩は、牢番の胸を打ち口伝えで広まっていく→そしてその詩を心の支えにしたルーナは光を失っても尚旅を続け、やがてその先の真実にたどり着いた。
…という本来の流れ(浅い)
しかし今回は
詩人・バラッドという男性が薔薇の女王へ贈った詩が普通に素晴らしく女王ご満悦→牢番との接点もなくなるので、口伝えで広まる「名も無き詩」は存在しない→恋人を探す旅をしていたルーナには、心の支えとなるものもない。→行き倒れる→パン屋さんに助けられる→人並の生活・人並の幸せを求め始め、そこに留まる。
こんな感じでしょうか。
前半はしっとりと、今や入手困難となったChronicle(Chronicle 2nd)の『詩人・バラッドの悲劇』の内容もふんだんに盛り込みながら進みます。
そしてバラッドが女王を喜ばせていた頃、栄養も力も尽きてしまったルーナは水車小屋近くの森で倒れてしまい…ここからのパン屋のターンが結構好きなんですよね。
幸せなIFにふさわしい楽しい雰囲気を全開にしてきますし。
そしてこのパン屋のターンを聞いているとレイ逆のパン屋さんを思い出すというか…青き弁護の騎士を思い出すというか…っ!!
魔女の宅急便を思い出すというか…。
しかしこれまでの割とシリアスで切なげなルーナからは想像もつかないほどの心境の変化で、彼女自身「心境の変化に戸惑い愕然とした」と言っています。
そして「生まれ変わったような気持ち」になったとも。
これは語りで、そのあと歌の中でも
「倒れる前の私だったら這ってでも旅を続けたでしょう」
とか
「口ずさむ歌でもあれば違ったのかと…」
「人並の幸せを望んではいけませんか?」
…などなど、もともとの世界を意識した言葉が出てきています。
そして前奏と同じ旋律の中、少年がパンを売る描写で終わっていきます。
ルーナはここで旅を止め、人並の幸せ平凡な生活を選ぶのです。
本来であれば光を失い、たどり着くのは恋人の死…の筈だったんですが。
幸せなんだけど、どこか物悲しい。
それは私が本来のルーナの物語を知っているからだと思います。
確かに、幸せなんですよ。幸せに見えるんですよ。
けれど、彼女が旅を止めてしまったことによって、アルヴァレスへの詩は誰が捧げるのでしょうか?
人々を勇気づけた詩は、薔薇の騎士団たちを奮い立たせた詩は…?死ななかったバラッドが補完するのでしょうか。
バラッドが処刑のフラグを回避したことで、ルーナは『本来得るはずだった心の支え』を得ることができませんでした。
一曲目の『檻の中の箱庭』で「幸せな結末を導いてみよう」という詞がありますが…この歌の分岐が本当に彼女にとっての幸せなのかと問われれ、ばそれも「Nein」かもしれません。
けどそう思うのは、あくまで私が彼女の物語とそれに関わる人々の物語を知っているからに他なりません。
だから「突然の心境の変化」という言葉で敢えて不自然さを出しているのかなぁ?とも思います。
パン屋さんに救われたルーナもこの形で幸せだったけど、光を失ったルーナも、恋人の死を知り、彼の名を貰い、幸せとは呼べなくても決して不幸でもなかったと思います。
結局箱を開けてみたところで、幸か不幸かは、第三者には決められないんじゃないかな…と個人的には^^;
ところでパン屋さんのとこの少年の台詞が楽しいですw
親方がルーナにパンを差し出して『どんどん食えよパンなら売るほどあるんだっ!』と謳ったのに対し
『まぁ、パン屋ッスからね…(˘ω˘)』
って冷静に突っ込んでるのが好きですww
パンを売る時に『マダムの肌のように外はパリッパ…リ…、じゃ、なくてぇ…中はもっちもちだよ!』なんてごまかすお調子者w愛しいww
風土の関係で我が国の小麦は他国のようにはふっくら膨らまないけど…というくだりがありますが、此処から国を割り出したりできそうですね。
大体の見当がつけられそうな気がします。まぁ、Chronicleの時点で『ブリタニア』だの『フランドル』~…だの出てきているので、今さからかもしれませんが^^w
尺は8:42と、昨今のSound Horizonから考えると普通ですね。
ですが曲の中にさまざまな展開・メロディーが詰まっているので、きっと楽しんでいただけると思います。
早くカラオケに入ってほしい…(一人の時歌いまくる。)
全体~一曲目についてはこちら。
Sound Horizon@Neinについてちょっと語る。
Auf Wiedersehen!
気が向いたらまた書きます^^w
ところでパン屋さんのとこの少年の台詞が楽しいですw
親方がルーナにパンを差し出して『どんどん食えよパンなら売るほどあるんだっ!』と謳ったのに対し
『まぁ、パン屋ッスからね…(˘ω˘)』
って冷静に突っ込んでるのが好きですww
パンを売る時に『マダムの肌のように外はパリッパ…リ…、じゃ、なくてぇ…中はもっちもちだよ!』なんてごまかすお調子者w愛しいww
風土の関係で我が国の小麦は他国のようにはふっくら膨らまないけど…というくだりがありますが、此処から国を割り出したりできそうですね。
大体の見当がつけられそうな気がします。まぁ、Chronicleの時点で『ブリタニア』だの『フランドル』~…だの出てきているので、今さからかもしれませんが^^w
尺は8:42と、昨今のSound Horizonから考えると普通ですね。
ですが曲の中にさまざまな展開・メロディーが詰まっているので、きっと楽しんでいただけると思います。
早くカラオケに入ってほしい…(一人の時歌いまくる。)
全体~一曲目についてはこちら。
Sound Horizon@Neinについてちょっと語る。
Auf Wiedersehen!
気が向いたらまた書きます^^w
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